絵(山の中の線路)
※画像の多い記事です。
久しぶりに絵を描きました。
このご時世になる前に、旅行へ行った際に、思わず写真を撮ってあった風景です。ずっと絵にしたいと思っていた風景でしたが、数年越しに形にできました。観光地付近なので、おそらく詳しい方はわかる場所なのかなと思います。
作業量は、終日作業を7日間、くらいです。
元写真もあります(ぼかしています)。
ほぼそのままですが、絵にする上でノイズになりそうな部分は落としていたり、絵の中での辻褄を優先したりしている点はあります。
過程というか、単純に途中の写真を並べるのみになってしまいますが....
最初にある程度、色合いを決めていました。アニメーション背景のような、写真にしては少しイラストのような、自分の描きたい絵に対する色の選び方が、安定してきたかなと思います。空の色はいくつか試していましたが、結局私はB14の青空が好きなので、しばらく飽きるまでB14で青空を描くことになりそうです。
ここからはひたすら製作過程です。とにかく手前にあるものから描き始めます。
この辺が一番不安になっていた辺りです。
濃い影を入れるとパリッとします。
街灯も生やします。
裏側の植物を塗ります。常に、明るい緑(YG11)から塗って、
葉っぱの形を残しつつ、全体のバランスを意識しつつ、影を落としていきます。
コピックでの遠景の植物の塗り方は、一旦これが良さそうだな、というところに落ち着きつつあります。彩度は高い方が好きなので、鮮やかな緑色を選んでいます。
一番不安になる線路を描き始めます。この線でパースが決まりますが、目分量です。
上の線はふにゃふにゃですが、横線を入れていくことによってパースが見えてきます。
色を塗ると、だいぶ違和感が薄れました。
レールの影を落とすだけで、かなりリアルさが変わります。
右側に木を生やしていきます。
生えました。線路のコントラストと合わせるために、一番濃い影は同じ色(E79)を使っています。
いっぱい線が通っていたので通します。パースを作ってくれます。
奥行きが出てきました。左側にも緑を生やします。遠いので、色味を少し変えています。
針葉樹っぽい木たちです。ここの木の色はBG18、G29です。
ほぼ完成です。
最後に後ろの山を置いて、空を塗ります。鏡が、元写真でほぼ何が映っているかわからなかったので、絵の中で何を映そうか考えます。
青色を入れたかったので入れることにしました。これで完成です。
コピックでの風景画は、小さいものも含めると、7-8作品ほど描きましたが、
この辺の絵と比べると、植物の描き方はだいぶ変わったなと思います。
絵の中で、
・鮮やかで、明度と彩度のコントラストがはっきりしている)
・線画の良さを生かす(線画のある部分・ない部分を両立させる)
・立体的でありつつ、平面的な表現
のあたりが、自分の絵の中で軸にしていきたい部分のようです。
このご時世でコピックの補充も難しい状況で、使う色がマンネリ化しつつありますが、無理なく今できる範囲で楽しみたいと思います。
絵の方の製作はかなりマイペースですが、引き続きよろしくお願いします。